なぜ現場視察のことをクリニックと呼ぶのか

クリニック

視察セミナーをクリニックと名づけたのは船井総合研究所の創業者の舩井幸雄です。舩井幸雄は創業時からクリニックをとても重要視していました。舩井幸雄はことあるごとに、「とにかく経営者というのは、現場を見て、繁盛店を見て、そこから成功ノウハウをルール化することがなによりも大事だ」と何度も言っていました。

視察セミナーは、そこに行けばすぐに解決法が見つかるような経験ができる貴重な勉強の機会です。それは、具合が悪い患者さんが町の名医のようなお医者さんに診てもらって元気になるようなものだということで、視察セミナーではなく「クリニック」と呼んだのです。ですからクリニックというのは船井総研独特のネーミングなのです。

船井総研のクリニックは、バスでモデル企業を見てまわるものが多いのですが、「元気のある企業のトップはすぐに直感が働き、3分程度で瞬時にその企業の長所だけを見つけ出し、自らの教訓につなげるものだ」と舩井幸雄は言っていました。実は、どんな方でも丸々1日バスに詰め込まれ、モデル企業を数多く見る訓練をすると、直感が働き出して長所発見名人になるのです。ですからクリニックは今も変わらず、経営者にとっての最高の勉強の場であり、成長の機会を与えてくれる貴重な経験となるのです。

 

モデル商法とクリニック

「100社行脚」という言葉があります。それは、短期間に企業をたくさんみると、経営のヒントがみつかるというものです。舩井幸雄が唱えた「モデル商法」と同じです。

師となるモデル企業を決めて、経営に迷ったら、見に行く、尋ねに行く企業をもつことです。成功している企業の現場には答えがたくさんあります。

自社にとってのモデル企業、モデル経営者(師)と出会っていただくことを機会として提供するのが船井総研の主催する視察セミナー=クリニックなのです。

 

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