視察先香港、中国(深圳)ペニンシュラホテル、UBS銀行、HUAWEI、BYD、MUJIホテル、アリババ、DJI、テンセント、盒馬(フーマー)鮮生 随行コンサルタント:真貝大介、三浦康志、斉藤芳宜、松尾愛子、星野佑介 |
香港、中国(深圳)の視察ポイント
日本人がまだ知らない「世界を舞台」に進化し続ける‟最先端企業“を視察する4日間!
深圳はいま「人類史上最速で進化する街」として注目を集めています。
中国は長らく世界の「下請け工場」の役割を担ってきましたが、いま単なる下請けという構図から脱却し、独自のエコシステムから新産業において世界をリードする企業の発信基地に変貌を遂げています。
いま中国は徹底的な模倣から脱却し、「新しい価値の創造」に国を挙げて取り組んでいます。すでに中国発の世界一企業も登場し、今後ますます最先端ビジネスを牽引する企業の出現が予想される。そんな中国発のイノベーションの発信基地が、ここ深圳なのです。
ツアーレポート
【DAY3】 |
2018年7月6日(金) 視察企業1社目:アリババ(講演) 1)ミッション・ビジョン講演風景 ・「難しいビジネスを簡単にできるようにする」(できない商売を無くす)がグループミッション。
2)困難の時期 ・起業直後に中国国内のネットバブルで倒産危機。ソフトバンクの孫正義を始めとして、色々なパートナーからサポートを受けて危機を乗り越え、黒字化した。
3)パートナーシステム ・Alibabaは1つの会社ではない。Alibabaはエコシステムになっている。
4)給料について ・給料は4つのパーツからなっている→①ボーナス、②昇進、③昇給、④ストックオプション
5)Alibabaの価値観=「六脈の神剣」 ①お客様第一主義(お客様は神様で衣食をいただく親のような存在)
6)評価制度 ・単なる業績への寄与だけでなく、六脈の神剣をいかに体現したかが、人事評価の制度に組み込まれている。
7)事業展開 ・Alibabaの6つのセグメント→①電子商取引/②金融/③物流/④クラウド/⑤広告/⑥国際貿易
8)インターネット+金融の形態 ・例えば小銭をAlibabaに預けてそこに利息がつくサービス「余額宝」。現在はユーザー、預け金額が大きいサービスになっている。当初はここまで成長するとは思わず。
9)P2Pの状況 ・P2Pプラットフォーム。アメリカは2大サービスがあるが(LendingとProsper)、中国では乱立な成長期。参入ハードルがなくて、業界基準がなくて、監督もされていない(近々管理制作が出るが)
10)Alibabaの金融サービスの歴史 ※とにかくスピードが速い。すぐに実行する。
11)中国のネット保険 ・中国のネット保険は4種類ある。
12)ゴマ信用 ・ゴマ信用の得点システムは以下の5つの角度から分析。
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【DAY4】 |
視察3日目以外のレポートは本視察参加者のみへの公開とさせていただいております。 |
総括
【深圳・香港視察の10のキーワード】
①唯一のものは誇りにつながる
1都市に1つの宝石/シェフズテーブル(ペニンシュラ)
②家族満足度の向上
社員の家族写真プレゼント/ファミリーパーティ(ペニンシュラ)
③信用の時代
BCなどでも変わらない本質(UBS銀行)/ゴマ信用(アリババ)
④研究開発への投資
売上の10%(ファーウェイ)/中小企業の研究開発は時間の投資
⑤従業員の利益と会社の利益を一致させる仕組み
従業員持株制度(ファーウェイ)/純利益20~30%が賞与(テンセント)
⑥自社商品の良さをじっくり体験できるショールーム
(MUJI HOTEL)
⑦価値観の浸透
社長の側近がチェック(アリババ)/社員の家族写真(ペニンシュラ)
⑧すべての手続きがスマホで完結
中国のスマホライフ(于の講演)/スマホ前提のサービス提供
⑨セルフサービス&自動化
人がやらなくてよい業務(自動ロボットコンビニ)
⑩社内で競わせる仕組み
テンセントの内部競争(テンセント)
【自社に落とし込む10の問い(自問自答用)】
①どうすれば、唯一無二のものを作ることができるか?
②どうすれば、家族満足度を高めることができるか?
③どうすれば、もっと信用を高めることができるか?
④どうすれば、研究開発に時間(とお金)を割くことができるか?
⑤どうすれば、従業員の利益と会社の利益を一致させることができるか?
⑥どうすれば、自社商品の良さを体験できる機会を作ることができるか?
⑦どうすれは、もっと価値観を浸透できるか?
⑧どうすれば、すべての手続きがスマホで完結できるか?
⑨どうすれば、セルフサービスを取り入れ、業務を自動化できるか?
⑩どうすれば、社内で競わせる仕組みを作ることができるか?
自己変革を起こすほどの驚き・刺激を得よう!